長岡の神社・仏閣 〖秋葉三尺坊奥の院〗
現在の建物は棟札(むなふだ)によると弘化3年(1846年)に落慶したものですが、彫刻はやや遅れて安政の頃のものと思われます。この建物は、建物自体が入念で美しい上に彫刻がまた見事です。
江戸雑司ヶ谷の石川安兵衛(雲蝶)と熊谷の源太郎の2人が8年間の歳月をかけて彫ったもので、和様と唐様の折衷式です。欅の板に刀痕も鮮かに、力強く、生き生きと彫られ、土台から破風にいたるまでくまなく彫刻で埋めつくされています。
腰長押(こしなげし)と内法長押(うちのりなげし)との間に、東側には烏天狗(からすてんぐ)の酒宴、南側には大天狗の前での烏天狗と若武者の試合、西側には烏天狗の敗北の図が彫られており、迫力ある作品です。
所在地 | 長岡市谷内2(常安寺) |
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時代 | 江戸末期 |
アクセス | ・関越自動車道長岡ICまたは北陸自動車道中之島見附ICから国道8号~351号~290号経由45分 ・長岡駅発栃尾車庫行きバス50分、中央公園前下車徒歩20分 |
問合せ | 栃尾観光協会 TEL 0258-51-1195 栃尾支所商工観光課 TEL 0258-52-5827 |
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